私は”冷静ですね”とか"落ち着いていますね”と時々言われます。私だって携帯が見つからない時や遅れそうな時もあります。
話変わって、イタリアの高速道路の制限速度は130キロです。レンタカーのアルファロメオは流れに乗ってA1道路のパルマ周辺を160キロで走っていたのですが (なんと皆これ位の速度なのです)、道路が急にザラザラしてガタガタと車が振動するようになりました。あれれと思いスピードを落として第三レーンから第二レーンへ移動したら、ハンドルが重いのと後輪が振れている感じがします。後ろを見ると、白い煙が出ています。ああパンクだなと分かるまで約2秒。路肩に停まってタイヤを見るとパンクではなくてバースト(破裂)でした。

後輪だったので舵も効いてまだ良かったわけですが、今までの私だったらパニックにはならないまでも、心臓ドキドキ、血糖値上昇、アドレナリン分泌過剰、冷や汗タラタラ、だったでしょう。
どんな状態でも、どんなにひどい状況でも、冷静でいられるというのは、以前書いたランドマークエデュケーション社のブレークスルーテクノロジーコースに参加してからの成果です。コースの中では冷静になれとかあわてるなとかの内容はありませんが、今起きている事を区別して認識するという項目があります。
理論までは書けませんが、タイヤがバーストしたという事と、まだ起きていない事故の恐怖とは関係ないという事がはっきりと区別できるようになります。人間は、まだ起きていないことを起きるかもしれないという不安や恐怖に自動的に摩り替えてしまうみたいです。(老後の不安、転職の不安、結婚への不安、一文無しになった時の恐怖、地震やテロの恐怖、・・・など)実は、まだこれらは起きていなくて自分で想像しているだけなのです。
冷静に路肩に停まって、三角の追突防止表示板を置いて、腕時計をはずして、上着を脱いで、工具とスペアタイヤを出して、着々とタイヤ交換をして何事もなかったように、その場を立ち去りました。そうそう、写真を撮る余裕もありました。

何かが起きる時は起きるわけだから、どんな環境でも受け入れて何でも来るものは来いという風に開き直れるのは大きなパワーと可能性を私に与えてくれます。環境次第ではなく、自分で人生を切り開いてゆく感覚です。
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