豊予海峡(ほうよ かいきょう)は、大分の関崎 と 愛媛の佐田岬 によって挟まれる海峡だそうだ。だから、関アジ、関サバと言うんだな。調べた所によると、測りを使わないで吊るして競りにかけたり、鮮度を保つために工夫がなされているだと・・・ 同じ魚でも大分の港に着いたのは関アジ・関サバと呼び高級となり、愛媛の港に着いたのは安い評価だそうだ。
何故こんな事を書いているかというと、”関アジ” を貰ったから。それも、この日の午後に釣ったのをその日中に頂くことになり、築地の市場を通らずにかなり最短で手に入ったことになる。お友達の旦那が大分から着いてその足で頂くことに・・・ 「小さくてちょっとですから」と謙遜されていたが、開けてみると でかい! それも4匹も。もしかしたら、生の魚を貰っても (捌けないので) 嬉しくない人がいるかも知れないが、我が家には大歓迎。

初めて会うご主人は良い人そうな? 好青年。2時間船で沖に出て釣ったという。それをハンドキャリーして、我が家にお裾分けとはありがたき幸せ。釣りが趣味の人は、楽しんで食べれて羨ましい。
まずは3枚下ろしにして、お刺身に。

包丁捌きは素晴らしいので骨に沢山身が残ってしまう。それは、グレープフルーツ用の先がギザギザのスプーンにてほじくり出して中落ちに。エラの下方や頭の所に身がのこるのでシャブって食べる。これだけでも美味いのと新鮮なのが感じられて幸せを感じる。

意外な展開で、香菜をちりばめてオリーブオイルをかけてカルパッチョに。アジの味を殺さないように、上品な味付けが必要。刺身もカルパッチョもコリンコリンの食感と身から染み出る旨味に圧倒される。

たたき風に生姜・ネギ・ミョウガをまぜる。

更に、火を入れるのはちともったいないのは承知で、レア気味で塩焼きに。これに、なんとフランス・プロバンスの超ジューシーなオリーブオイルをかける。温度があるとオリーブオイルの香りと鯵の旨味が調和して素晴らしい味となる。これはオススメな食べ方。たとえ、100円の鯵でも美味しくなるよ。

Mさんどうもありがとう。また頂戴ね。